予防接種

子供の予防接種

子供の予防接種以下のワクチンに対応しております。
なお、予防接種をご希望の場合は、事前に当院にお電話いただき、ご希望のワクチンの在庫の有無をご確認いただくようお願いいたします。
※1(赤字部分)…令和6年度より、該当の乳幼児予防接種は廃止となります。

こどもの定期予防接種 対象年齢
※1 ロタウイルスワクチン ロタリックスは生後2か月~24週未満
ロタテックは生後2か月~32週未満
※1 B型肝炎 生後2か月~1歳未満
※1 インフルエンザ菌b型(Hib) 生後2か月~5歳未満
※1 小児用肺炎球菌 生後2か月~5歳未満
※1 四種混合
(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
第1期 生後3か月~7歳6か月未満
※1 BCG 生後5か月~1歳未満
麻疹風疹(MR)混合 ※1 第1期 1歳~2歳未満
第2期 平成28年4月2日~平成29年4月1日生まれ
小学校就学前の一年間
※1 水痘(みずぼうそう) 1歳~3歳未満
日本脳炎 第1期 3歳~7歳6か月未満
第2期 9歳~13歳未満
二種混合(ジフテリア・破傷風)第2期 11歳~13歳未満
子宮頸がん予防ワクチン 小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女性
任意接種 接種回数 費用
おたふくかぜ 2回 1回7,000円(税込)
インフルエンザ(10月~1月上旬) 1回 1回3,300円(税込)
B型肝炎小児(1才未満)は定期接種
その他(成人含む)は任意接種
3回 1回5,000円(税込)
MRワクチン 2回 1回8,500円(税込)
水痘(水痘・帯状疱疹生ワクチン) 1回 1回5,000円(税込)
水痘(シングリックス) 2回 1回22000円(税込)
肺炎球菌(ニューモバックス) 1~2回
(5年おき)
助成のある場合:
2,000円(税込)
助成のない場合:
8,000円(税込)

お持ちいただくもの

  • 母子手帳
  • 予防接種手帳(予診票へのご記入をお願いします)
  • 健康保険証、小児医療証
  • 当院の診察券

子宮頸がん予防ワクチンの
機会を逃した方へ

子宮頸がん予防ワクチンの機会を逃した方へ積極的な勧奨がなかったため、接種機会を逃してしまった方に対しての対応として、平成9年度から平成17年度生まれの方々(平成9年4月2日生まれから平成18年4月1日生まれ)は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間、公費でキャッチアップ接種を受けることができます。
また、キャッチアップ接種対象の方々も、令和5年4月よりシルガード9(9価)を公費で接種することが可能
です。

くわしくはこちら
(桜井市ホームページ)

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大人の予防接種

帯状疱疹ワクチン
(50歳以上)

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、身体のどちらか片側に、ピリピリとした痛み、赤い発疹が現れる疾患です。
子どもの頃に水ぼうそう(水痘)にかかると、治ってからも体内には水痘・帯状疱疹ウイルスが潜伏します。そして、免疫力が低下した時などにウイルスが再活性化することで、帯状疱疹を発症します。
日本人の9割以上は、水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏しており、帯状疱疹は誰にでも起こりうる病気と言えます。50代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人の割合で発症すると言われています。
症状が頭部・顔面に現れることもあり、その場合は目や耳の神経が障害されて、めまいや耳鳴りなどを合併します。重症化し、失明、難聴、顔面神経麻痺などの後遺症が残ることもあります。

帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹後神経痛(PHN)とは、帯状疱疹が治った後に長期にわたって痛みが残ることを指します。帯状疱疹によって神経が炎症・損傷し、痛みが残るのです。
痛みは強く、夜眠れない、仕事に集中できないなど、QOL・健康への悪影響が懸念されます。50歳以上で帯状疱疹になった人の内、20%程度に帯状疱疹後神経痛が認められます。痛みが1年以上続き、長く内服等の治療が必要になるケースも見られます。

帯状疱疹ワクチンの種類

以前に水ぼうそうにかかった人が帯状疱疹になることを予防するためのワクチンには、以下の2種類があります。

  • 水痘ワクチン「ビケン」
  • 帯状疱疹ワクチン「シングリックス」

いずれも、50歳以上の方への接種(任意接種)が可能です。

  水痘ワクチン
「ビケン」
帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回 2回(1回目の2ヶ月後に2回目。遅くとも6ヶ月後まで)
予防効果

50~59歳:69.8%
60~69歳:64%
70~79歳:41%
80歳以上:18%      ※1 

50~59歳:96.6%
60~69歳:97.4%
70~79歳:91.3%
80歳以上:91.4%   ※2 

持続期間  5~7年程度 ※1

10年以上
(11年目以降は延長試験を実施中)※2

副作用

◆頻度10%以上の副反応
発赤(44.0%)
そう痒感(27.4%)
熱感(18.5%)
腫脹(17.0%)
疼痛(14.7%)
硬結(13.5%)

◆重大な副反応(いずれも頻度不明)
アナフィラキシー
血小板減少性紫斑病
無菌性髄膜炎         ※3

◆ 頻度10%以上の副反応
疼痛(78.0%)
発赤(38.1%)
腫脹(25.9%)
筋肉痛(40.0%)
疲労(38.9%)
頭痛(32.6%)
悪寒(23.5%)
発熱(17.9%)
胃腸症状(13.0%)

◆重大な副反応(いずれも頻度不明)
ショック・アナフィラキシー  ※4 

料金 7,000円(税込み) 22,000円(税込み)/1回
長所
  • 接種が1回で済む
  • 費用が抑えられる
  • 免疫力が低下している人にも接種可
  • 予防効果が高い
  • 効果の持続時間が長い
短所
  • 免疫力が低下している人に接種できない
  • 持続時間が短い(5年を超えると有効性が低下)
  • 2回の接種が必須
  • 費用が高くなる

<引用文献>
※1 ZostavaxのSPS・STPS・LTPS試験(50歳代はZEST試験)
   国内での有効性について試験を行っていないため、本質的に同じワクチンとされているZostavaxの試験結果から引用
※2 Shingrix Zoster-006・022・049試験
※3・4 医薬品添付文書(※4の%の数字は、Zoster-006・022試験)